長尾連山を背に母地やマンションが建ち並ぶ中山五月台5・6・7丁目辺り。
　　街路樹の紅葉は市街地より早く、彩りも鮮やかで紅葉狩りの隠れスポットである。

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大阪平野、大阪湾や生駒、金剛、和泉山地まで望める眺めは最高。
夜に中山五月台のマンション群を望むと、漆黒の夜空に明かりがきらめく様子は宝石が輝いているようだ。
中山五月台は、阪急中山駅と山本駅からもバスが通り、便利になった地域である。
長尾山トンネルにより、西谷へ一番近い住宅術になった。
トンネルまでの街路樹は、まっ赤なアメリカ楓が道を彩る。
中山五月台5・6丁目には、団地や戸建住宅が並び、それぞれの庭に四季折々の花や木が植えられていて、ゆったりした気分になる。
5丁目の住宅街の階段の上に立つとさえぎるものが無く見晴らしは心まで広くなる。
6丁目の信号から山に向かっては、鮮やかな赤に移りゆく様も美しいナンキンハゼ。
白い実だけになるのも間もなくだろう。
右にはメタセコイヤが並び、夕日を浴びて金茶に輝く時季である。
左の中山桜台6丁目には目が覚めるような黄色のイチョウ並木が続く。

その並木に沿ってマンションと中山中央公園がある。
緑多い山の中腹にあり、広々としている。
今は運動のために歩いている人を見かける静かな公園だが、阪神大震災の時には、たくさんの仮設住宅が建ち並んだ場所である。
マンションと公園の間の道を突き当たり、階段を上がるとバス停五月台7丁目に出る。
目の前に大きなマンションが2棟。
山をも隠すマンションの後、標高312.6mに市立中山五月台小学校と幼稚園がある。
市内で一番高所にある学び舎だ。
この辺りには開発前の山の姿が残る斜面があり、山桜などの紅葉も美しく、いつまでも残しておきたい風景である。